新しい形の地域ブランド構築に向けた情報発信・販売手法の開発
平成27年度地方創生加速化交付金プロジェクト
クライアント | 鹿児島県 長島町 |
---|---|
目的 | 鹿児島県長島町は、養殖ブリの生産量日本一を誇ります。また、日本で初めてEUのHACCP認証を取得し、27カ国にも輸出しています。しかし、一般消費者への認知度が低いという課題を抱えており、首都圏でのブリを始めとした長島町ブランドの認知度・知名度の向上を図りました。 |
業務サポート領域 | ・全体企画のコーディネート ・地域食材のブランディング手法構築 ・販売方法の企画、構築 ・プロモーション ・クリエイティブ |
首都圏での継続的かつ広範囲なPR手法を開発、コスト削減にも貢献!
首都圏で自治体が行う継続的なPR手法といえば、アンテナショップの開設が一般的です。しかし、自治体が単体でアンテナショップを構えることは、コスト面での負担が大きく、長島町にとっては実現不可能に近い状況でした。
そこで、都市部のビジネスマンが直面する課題の一つ「ランチ難民」の対策として、キッチンカーを使ったランチの提供に目をつけました。長島町の美味しいブリをキッチンカーで提供すれば、アンテナショップより数多くの方々に食べる機会を提供でき、アンテナショップのような運営コストがかからないのではないか、さらに移動自体が宣伝活動になり認知拡大を図れるのではないか、という仮説を提案し、即採用となりました。
地域の食材を存分に味わっていただく、メニュー開発もサポート
首都圏では、あらゆる地域のブリ、ブランド・ブリが溢れています。その中で長島町のブリの魅力を存分にPRするために、キッチンカーに「鹿児島県長島大陸 ブリうま食堂」と大書し、インパクトのあるビジュアルとともに美味しいブリを味わえる店というイメージを訴求しました。
提供するメニューとしては、3㎝以上の厚さのブリをふんだんに使ったお弁当などを地元の漁協とともに開発。実際にキッチンカーで販売を行っていく中で、「こんなブリ見たことがない」、「食べ応え抜群」といった驚きの声が数多く聞こえてきました。
中途半端なメニューではなく、生産量日本一に恥じないクオリティのメニューを提供したことで、短期間ながら長島町ブランドの浸透拡大に貢献することができました。