地域に求められる「道の駅」の整備に向けて

地域に求められる「道の駅」の整備に向けて
クライアント 佐賀県上峰町
目的 道の駅等の整備に必要となる基本構想・基本計画及び道の駅などに付帯する施設の構想・計画の策定を行う。
課題 整備予定地が、上峰町の商業集積地であり、再開発地域となっているので、周辺の開発要件との調整が重要。
また、一体化(国・県の予算処置が必要)の道の駅の認定要件として、合理的な説明がつく、道の駅整備のシナリオづくりが重要となる。
業務サポート領域
  • 商圏調査の実施
  • 道の駅基本構想の策定
  • 道の駅推進の住民会議の開催・運営
  • 道の駅基本計画の策定
  • まちづくり全体構想の策定

①複合商業施設の敷地内での整備における適合機能の構築

道の駅パース図

本プロジェクトでは、複合商業施設の敷地内に道の駅を設置するにあたり、周辺施設との連携を強みとした機能構築を行いました。商業施設(食料品・衣料品などの店舗)や行政施設(図書館、子育て支援センター、健康増進施設など)との相互関係を最大限に活用し、従来の道の駅の枠を超えた要素を組み込むことがポイントでした。地域の利便性向上と利用者の満足度を高めるため、これらの施設との連携を重視した設計を行いました。

②農業が弱い(多品目農作物の生産地ではない)現状を補う道の駅の整備

この地域では多品目農作物の生産が少ないため、道の駅における農業補完機能を構築することが課題でした。そのため、単なる農産物の販売に留まらず、加工品や飲食の提供を主体とした機能を強化。施設内に出店する事業者の選定や商品の品質管理にも注力し、地域特産品の魅力を引き出すことで、地域全体の活性化を図りました。

③足元人口+広域商圏に耐えうる道の駅の構築

道の駅を単なる物販施設としてだけでなく、観光拠点としての機能も持たせることを目指しました。広域からの集客を可能にするため、周辺の商業施設や観光資源との連携を強化し、道の駅を地域の観光ハブとして位置づけました。また、近隣市町村とも協力し、広域的な商圏の形成を視野に入れた施設機能を整備。観光と地域経済の双方を活性化させる仕組みづくりを実現しました。

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