SNSを活用したキャンペーンの実施で店頭への顧客誘引に成功/大手外資系食品メーカー
クライアント | 大手外資系食品メーカー |
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課題 | 新たな顧客の獲得及び低予算で生活者と接点がもてるタッチポイントが必要 |
業務サポート領域 | SNSを活用したオンラインでのキャンペーン |
これまで着手してこなかったSNSを活用したオンラインでのキャンペーンにチャレンジし、店頭での実購買へ誘引することに成功しました。
実購買層の年代や購買チャネルが店舗メインであることから、これまでのキャンペーンははがきなど活用したリアルキャンペーンのみと限定的でした。
しかし売上拡大戦略上、新たな顧客の獲得及び低予算で生活者と接点がもてるタッチポイントが必須であり、その解決策としてSNS上でのキャンペーン及び店舗への誘引施策を提供しました。
SNSキャンペーンは狙いとKPIの明確化が必須
当該商品は国内における認知・トライアルの拡大が命題であったため、SNSキャンペーンという施策自体の狙いも認知・トライアルの拡大でした。そのためキャンペーンの仕様自体も、実応募数だけをKPIとせず、当該期間の投稿数やタグ付けの増加などのKPIを設置しました。
KPIを達成するための施策として、ハッシュタグを活用し、投稿ボリュームの多いハッシュタグと独自ハッシュタグを組み合わせての投稿を応募条件とし、フォロワー以外への接触強化を図りました。さらに販売チャネルが非常に限定的であったたため、販売先のアナウンスやECの案内もInstagramを活用し情報提供を行いました。
一方で、メインチャネルである小売店に対してはキャンペーン告知の販促物の送り込みを行いましたが、国内ではブランドが確立しておらず認知も非常に低い商品であったため、全くといってよいほど設置率が低く、営業ケアも手が回らない状態でしたが、Instagramの情報を頼りに購買が発生し、想定以上の応募数を獲得することに成功しました。
さらに成果がでたのは、ハッシュタグの投稿数の増加やレシピなどを紹介する投稿の保存数の増加でした。キャンペーンの応募は商品購入が必須であったため、想定以上ではあったものの購入場所の制限も含め大幅伸長が望めない中、SNS上の反響を獲得し、キャンペーン終了以降もSNSの反響が続く結果となりました。
SNSだからこそ育成商品でもそれぞれの成果が出せる
SNS以外の施策の場合、一定以上の予算が発生するため、施策自体を打てるブランド、そうでないブランドが発生します。さらに予算を確保できたとしても、配架率の低さなど一筋縄では購買に繋がらない環境の中で、購買だけに焦点を当て施策を行うことも非常のリスクが高い手法となります。
SNSであればそれぞれの予算、それぞれの目的・成果に合わせて自由にカスタマイズでき、一定の指標は数値で検証できるため、上手く運用することで非常にコストパフォーマンスが高い施策といえます。