大学にもブランディングが重要! 全学教職員を対象にブランドについて講演

FD・SD活動をマーケティングから支援
クライアント 私立文系大学
目的 FD・SD活動として、大学ブランディングについての理解促進
大学改革推進を行う上での意識を醸成
業務サポート領域 講演の実施
テーマ : 「広報とは何か」「ブランディングとは何か」

大学のブランド力を高め、強い大学ブランディングを推進するため、マインドシェアは全教職員を対象に「広報とは何か」「ブランディングとは何か」というテーマで講演を行いました。大学が抱えるブランディングの課題を明確化し、これに対する解決策を提案することで、大学全体でのブランド意識の向上を目指しました。

「幅広い業界でのマーケティングサポート」×「学校業界への深い知見」から講演

私立文系大学での講義風景

マインドシェアは、学校業界への深い知見と、さまざまな業界でのブランド構築実績を持つマーケティング会社として、特定の業界に縛られない視点から、広報やブランディングに関するノウハウを提供してきました。特に、学校のブランド価値向上に向けたコミュニケーション戦略の提案や実施経験が豊富であり、この講演ではその実績を基に以下の内容を展開しました。

■講演内容

1.大学にもブランドが必要

大学の広報活動といえば、これまで「入試広報」が中心と考えられがちでした。しかし、近年では教育・研究内容の充実や大学の存在意義そのものを伝えるブランディングが極めて重要視されており、その結果が大学の受験者数や評価にも直接影響しています。特に、18歳人口の減少や大学進学率の変動、さらに社会情勢の変化から、大学が置かれている現状を把握し、これらを基にして、ブランディングの必要性を解説しました。

2.ブランドの意味・重要性について

「ブランド」とは一体何なのでしょうか。ブランドの語源を振り返り、単なるロゴやネーミングではなく、大学のビジョンや価値観を具現化し、それをどのように社会に伝え、認知してもらうかがブランド戦略の根幹であることを、具体例を挙げて説明しました。教職員全体でのブランド理解を深め、ブランディング活動の基礎を固めました。

3.ブランドコンセプト

ブランドコンセプトを定義する際に重要な要素についても触れ、ブランドが持つべき価値やメッセージをどのように設定し、広げていくべきかを学んでいただきました。このセッションでは、ブランドコンセプトが単なるスローガンではなく、大学全体の戦略に組み込むべき重要な要素であることを強調しました。

4.成功事例/失敗事例

他大学の実例を基に、成功事例と失敗事例を紹介しました。これらの事例から、具体的にどのようなブランディング施策が功を奏したのか、また失敗した要因を理解することで、教職員に対して実践的な視点を提供しました。この学びを基に、クライアント大学がブランディング活動を推進するためのヒントを得ることができました。

講演後には、在学生への調査を実施し、大学の強みや弱みを数値的に把握しました。このデータを基に、全教職員で大学ブランドを再定義し、全学が一体となったブランディング活動の推進をサポートしました。これにより、従来の入試広報に限らない、大学全体としての一貫性のあるメッセージ発信が可能となり、ブランド価値の向上に寄与しました。

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