各ステークホルダーからの評価や要求を通じて、ブランド試算(らしさ)と未来への期待(あるべき姿)を結合。中期経営計画の策定を支援。

ステークホルダー調査からインサイトを把握
クライアント 空間デザイン・施工
目的 長期ビジョンの実現に繋がる中期経営計画を策定したい。
そのために、顧客満足や従業員満足といった調査分析によってポジションの現状把握と満足度を向上するための策を導きたい。加えて、社会潮流や社会要請など未来に求められる姿・目指すべき姿(インサイト)を客観的に捉えることで、中長期戦略を構築したい。
業務サポート領域 ステークホルダー調査
  • 経営幹部調査(定性調査)
  • 有識者調査(定性調査)
  • 金融機関調査(定性調査)
  • 顧客満足度調査(アドバイザリーミーティング)
  • 協力会社満足度調査(定性調査)
  • 従業員意識調査(定量調査)

クライアントはこれまで、顧客満足度調査(CS調査)や従業員満足度調査(ES調査)を実施し、現状の評価と顧客・従業員の期待を基に中期経営計画を策定していました。しかし、今回のケースでは、より長期的な視野に立脚した洞察(インサイト)を得る必要があり、従来の調査手法だけでは十分ではありませんでした。そこで、マインドシェアは本当に求められる価値=インサイトの導出を行うべく、目的達成のために最適な実行プロセスを提案しました。

中長期のインサイト把握というゴールからプロセスを逆算。

中長期的な企業のあるべき姿を見据えた調査のためには、どのような情報が必要なのか? この問いに基づき、マインドシェアは調査プロセスを逆算し、次の要素を整理しました

  • 社内目線と社外目線:企業内外の異なる視点から評価と期待を捉え、偏りなく情報を収集することが不可欠。
  • 評価と期待:現在の評価だけでなく、顧客や従業員が未来に対してどのような期待を抱いているかを探る。
  • 短期視点と長期視点:短期的な成果だけでなく、将来の成長機会やリスクも見据える。
  • 定量と定性:数字に裏打ちされた現状把握に加え、個々のニーズや潜在的価値を深掘りするための定性調査も重視。

一つの調査で全てを解決するのは難しいため、これらの視点ごとに、“誰に”何を聞き、どのような示唆を得るべきかをプランニング。クライアントを取り巻くステークホルダーの意見の重なりやギャップを分析し、その中から中心価値と周辺価値を導き出し、長期的に社会が求めるインサイトを特定するアプローチを採用しました。

調査に拘らず、複合的な手法でソリューションを提供。

マーケティング調査は、過去から現在までの活動の成果を反映するものが主であり、将来の「潜在価値」や「新たな期待」を見出すには限界があります。未来志向のインサイトを得るためには、従来の調査手法を超えたアプローチが必要です。

そこで、マインドシェアはアドバイザリーミーティングという調査とイベントを兼ねた手法を提案・実施しました。この手法では、クライアントの経営層や主要ステークホルダーを招集し、以下のようなテーマで議論を行います。

■マーケティング調査は、過去から現在の活動の成果に留まってしまうという特性があるため、顕在化していない長期視野での「新たな期待(潜在価値)」は調査から導くことは困難。
■そこで、マインドシェアはアドバイザリーミーティングという、調査とイベントを兼ねた手法を実施。
■クライアント経営層を招集し、各社の志向する未来、協業で実現できそうなこと、その中でクライアントが発揮できる役割などを話し合う場とすることで調査の限界を補填。

これにより、従来の調査だけでは捉えきれない長期的なビジネス機会や、クライアントが持つ潜在的な強みを発見し、将来の経営戦略に反映させるための基盤を提供しました。単なるデータ収集ではなく、経営層との議論を通じた洞察の獲得により、長期的な企業成長戦略を補完する手法として高く評価されました。

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