仮説検証調査を行いチャネル別のコミュニケーション戦略を提案
再整理した情報と知見から精度の高い仮説を構築
クライアント | 飲料メーカー |
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課題 | スーパー等の店頭に加え、ネットスーパー、専用サイトの3つの販売チャネルがあるが、それぞれの特性を把握しきれていない。今後各販路の売り上げを伸ばすためにも、利用状況や特徴を整理し、最適な商品ラインナップを考えたい。 |
業務サポート領域 | ・各チャネルの商品ラインナップ、コミュニケーション把握 ・各チャネルの利用者属性把握 ・各チャネルの自社商品の購入状況把握 ・各チャネルの利用理由、非利用理由、併用理由の把握 ・今後の購入意向の把握 |
お客様の抱える情報と知見からチャネルの活用方法を仮説立て
顧客情報はあるものの、販売チャネルごとの強みや現状の利用者像を明確に把握できていない、分析する時間もないという状況でした。
そのため、まずはチャネルごとに取扱商品を整理し、お客様の心理から強み・弱みの洗い出しを行いました。整理した情報を基に、過去の知見も踏まえてチャネルの特性を活かしたコミュニケーション仮説を検討しました。
特定のターゲットに対して仮説検証調査を実施
調査目的を考えると、各チャネルの利用者に対してアンケートを行うことが理想です。しかし狭域の対象エリアであることや費用面の制約から、今回は自社サイトの利用者にターゲットを限定することにしました。そのため、調査項目は各チャネルの仮説を含めつつ、自社サイトの仮説検証に重点を置き作成しました。
また、調査設計の際には、クライアント様にて実施した過去調査の内容と重ならない、回答者負担が重くならないように留意しつつ、設問や提示画像をカスタマイズしています。
仮説の検証結果から、今後のコミュニケーション戦略を提案
結果として、自社サイト利用者は商品によって購入チャネルを使い分けていることが分かりました。仮説通りの理想的なチャネル利用をしていたため、継続的なコミュニケーションにより関係性を維持することが求められます。
一方で、今後売上拡大を目指すためには別ターゲットを検討する必要が出てきました。そのため、仮説検証結果と現在のコミュニケーション状況を比較し、全体としてのコミュニケーション戦略を提案しつつ、より改善が見込めそうなネットスーパーに焦点をあてた個別のコミュニケーション戦略の提案も行いました。