ターゲットである親子へのインタビューで、テレビ放送視聴率と関連玩具発売数の相乗効果を検証

親子インタビューで視聴率、発売数等を検証
クライアント 商社
目的 米国にて新アニメ番組開始時に合わせた玩具発売を実現したい。その為に玩具の存在(事前接触)が番組評価に与える影響を明らかにし、放送会社から玩具メーカーに対する働きかけ促進の一助としたい。
業務サポート領域 アニメ番組視聴率と関連玩具体験の相関性に関する調査

玩具発売時期による番組視聴率への効果

日本では番組放送と関連玩具の発売は同時に行われ、その相乗効果で視聴率も玩具の売上げも伸びていくという戦略が一般的ですが、米国においては、まず放送を開始して視聴率が高いと分かってから初めて玩具の発売に至ります。このような慣習の違いから、米国にて日本のように番組放送開始と関連玩具の発売を同時に行う為には、その相乗効果をしっかりと示し、米国側に納得してもらう必要がありました。

効果を実証するための親子グループインタビューを実施

番組を観る前にその関連玩具で遊ぶことが番組への興味・関心を高めることを実証するためのグループインタビューを実施。
本番組と過去に放送されあまり人気のなかった番組について、子どもたちには事前にその関連玩具で遊んでから番組を観てもらうグループと、遊ばずに番組を観てもらうグループで行動を観察。またママたちへのグループインタビューも実施しました。実施場所は親子が安心して調査への参加が可能な親子カフェを利用。一日で59組もの親子から実際の生の声を拾い上げることができました。

効果検証だけでなく、親子インタビューから抽出された番組や玩具についての付加情報も報告

本番組はもちろん、過去は不評だった番組 においても事前の玩具接触が番組評価向上に関係していることが明らかとなりました。
さらに、玩具が与える番組評価への影響を定量的に示すだけではなく、グループインタビューから抽出された様々な意見を分析することにより、番組のどこが良かったのか、どのような玩具が欲しいか等の付加情報も合わせてご報告。親子の生の声から導き出される細やかで精度の高い分析結果に大いに満足を頂きました。

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